
国土地理院「地図と測量の科学館」
【つくば】国土地理院「地図と測量の科学館」で日本の測量史に浸る
皆様こんにちは。住まいるワークスの鈴木です。 私たちが普段、スマートフォンやカーナビで何気なく使っている「地図」。その進化の歴史と最先端の技術を、子供から大人まで楽しく、そして深く学べる素晴らしい施設「地図と測量の科学館」(茨城県つくば市)に行ってきました。今回は、私が特に胸を熱くした展示を中心にその魅力をご紹介します!
1.子供から大人まで!知的好奇心を刺激する体験型ミュージアム
館内は「地球に向かう」「情報に向かう」「暮らしに向かう」という3つのテーマで構成されており、身近な生活の知恵から宇宙スケールの測量技術まで、魅力あふれる展示がギッシリ詰まっています。
難しそうな「測量」の世界が、驚くほど身近に、そして楽しく紐解かれている施設です。

2. 時代を先駆けた先人たちの知恵。「行基図」の衝撃
展示を巡る中で、私が最も感動したのが「測量の歴史」のコーナーです。まだドローンも人工衛星もない時代、先人たちはどうやって日本の形を知ろうとしたのか。その原点の一つとして紹介されていたのが「行基図(ぎょうきず)」でした。
行基図とは?奈良時代の高僧・行基が作ったと伝えられる、日本最古の行基図系統の日本地図。
展示の前で思わず鳥肌が立ちました。

3. 歩いて地球を測った男、伊能忠敬の情熱
そして、日本の地図史を語る上で絶対に外せないスーパースター、伊能忠敬(いのうただたか)の功績にも改めてスポットが当てられていました。
江戸時代、50歳を過ぎてから本格的に天文学や測量を学び、自分の足で日本全国を歩いて作られた『大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)』。展示されているその精巧な地図のレプリカを見ると、現代の人工衛星から見た日本列島とほとんど重なることに驚愕します。
- 一歩一歩の歩幅を一定に保ちながら、ひたすら歩いて距離を測ったこと
- 夜は星を観測して、自分の位置(緯度)を補正したこと
気の遠くなるような作業と、それを成し遂げた彼の「情熱」と「執念」の結晶が、今の日本の地図のベースにある。そう思うと、展示を見ながら目頭が熱くなるほどの感動を覚えました。

まとめ:私たちの暮らしは、先人たちの情熱の上にある
最先端の「情報に向かう」デジタル地図や、宇宙と連動する「地球に向かう」技術も刺激的でしたが、それらの根底には、行基や伊能忠敬といった先人たちが紡いできた「地図を作りたい」という純粋な情熱の歴史があります。
「地図と測量の科学館」は、ただの科学館ではありません。人類がこの世界をどうにかして把握しようとしてきた、冒険と挑戦の歴史を体感できる場所でした。週末のお出かけや、お子さんの自由研究、大人の学び直しにも最高のスポットです。ぜひ皆さんも、足元に広がる地図のロマンを感じに足を運んでみてください!
【国土交通省国土地理院「地図と測量の科学館」】
開館時間:9時30分から16時30分
休館日:毎週月曜日(月曜日が休日の場合は順次翌日)
年末年始(12月28日から1月3日まで)
郵便番号:305-0811
住所: 茨城県つくば市北郷1番
国土交通省 国土地理院
電話番号:029-864-1872